ETF承認や大手ヘッジファンドが取り扱いを開始するなど、世界中で投資商品としての認知が広まりつつあるビットコイン。
ビットコインFXはハイリスクでも高いリターンが期待できる取引方法として、投資のプロはもとより専門知識のない初心者の方にも取り入れられています。
この記事では初心者の方に向け、ビットコインFXの基礎知識から具体的な取引方法まで解説します。
ビットコインFXの概要・仕組み・注意点の理解を深め、投資セオリーをもとに値動きの予測精度を高めましょう。
- ビットコインFXの儲ける仕組みを理解することが大事!
- 仮想通貨FXをするならハイレバレッジが可能なBinance(バイナンス)がおすすめ
- サブ取引所にはキャンペーンが充実している「Bybit(バイビット)」がおすすめ
- 手数料や取り扱い仮想通貨数からみても、おすすめの仮想通貨取引所は、『Binance』
- Binanceへの登録後は、2段階認証の設定が必要!とても簡単で5分で完了
- 『Binance』でお得に取引したいなら、『バイナンスコイン 』を要チェック
- 初心者で初めての海外取引所は、『Bybit』か『BIANNCE』がおすすめ
仮想通貨FX(ビットコインFX)の基礎知識
ビットコインFXは現物の仮想通貨取引とどのような違いがあるのでしょうか。
このセクションではまず専門用語についてまとめ、ビットコインFXとはどのようなものかという点を確認します。
ビットコインFX用語
ビットコインFXを始める上で、最低限覚えておきたい用語をまとめました。
この後の解説に出てきますので、反復しながら少しづつ記憶しましょう。
- ポジション
買い状態から売り状態までの「ビットコインを保有している状態」のこと - スワップ手数料
ビットコインを保有することで加算される1日あたりの手数料のこと - 指値買い
ビットコインの下がり値の限界値をあらかじめ指定し、そのラインまで下がったら買い注文を出すこと - ストップ買い
ビットコインの価格があらかじめ決めたラインまで上がったら買い注文を出すこと - 指値売り
ビットコインを売却する基準の価格をあらかじめ指定し、売り注文を出すこと - ストップ売り
ビットコインの価格がある一定のラインまで下がったら売る、という考え方 - ロスカット
ビットコインFXにおいて損失のトータルが一定以上に達した場合、強制的にそれ以降の取引を中断する取引方法 - ロング
買い注文から入り、売り注文でポジションを終えること - ショート
売り注文から入り、買い注文でポジションを終えること - 成約
売り注文、買い注文のいずれかが成立した状態
今回はまず初めに覚えたい重要な10単語だけご紹介しました。
ポジション、ロング、ショート、売り注文、買い注文など、頻出する用語から理解し、専門的な用語は段階的に理解していきましょう。
ビットコインFXはポジションを取引する差金決済
現物通貨は実際に仮想通貨を保有・売買する取引です。
対して仮想通貨FXは、証拠金(元手)を担保に仮想通貨を売買したと仮定して「ポジション」を保有する取引です。
ポジションを決済したときの最終的な差額が損益となり、この仕組みを「差金決済」と呼びます。
差金決済方式により、元手の何倍もの金額を取引できる「レバレッジ」と、売りから取引を開始する「ショート」というトレードが可能になります。
レバレッジで元手以上の金額を取引できる
レバレッジとは、日本語で「てこ」という意味になります。
ビットコインFXではレバレッジを利用することで、実際の元手以上の取引が可能です。
たとえば、元手が10万円の場合に10倍のレバレッジをかけることで最大100万円までの取引が可能となり、取引によって生まれた損益も10倍になります。
国内取引所ではレバレッジの上限が2倍に定められているため、海外取引所のほうが高いレバレッジを設定できます。
レバレッジ取引では利益だけでなく損失も大きくなるため、初心者の方は3倍、5倍など低い倍率から取引に慣れ、段階的に倍率を上げていくのが理想的です。
売り(ショート)から取引が始められる
現物取引の場合、購入した仮想通貨の価格が上昇したタイミングで売却することでのみ利益を獲得できます。
仮想通貨FXでは、売却から取引を始め、価格が下落したタイミングで買い戻すことでも利益を獲得できます。
売りから取引を始めることをショートといい、先述の「差金決済」(証拠金(元手)を担保に取引をしたと仮定して「ポジション」を保有し、最終的な取引結果が損益とする)ならではの取引方式です。
下落相場でも利益を狙いやすいため、取引機会を大幅に拡大できるのがメリットです。
取引には担保となる証拠金が必要
ビットコインFXでは、事前に担保(必要証拠金)を入金する必要があります。
ビットコインFXにおいて損失が生じた場合、まずは必要証拠金を取り崩すかたちで補填されます。
損失が証拠金の範囲を超えた場合は差額が借金としてトレーダーに残る場合があり、この借金を「追証(追加証拠金)」と呼びます。
追加証拠金が発生した場合は、取引を再開するために必要な金額を入金する必要があります。
主要な海外取引所の多くは追証が発生しない「ゼロカット」システムを採用しており、損失リスクを抑えるためにゼロカット対応の取引所を選ぶのがおすすめです。
一定額以上の利益には税金がかかる
ビットコインFXにおいて一定の利益を得た場合は、確定申告によって納税額を申告し、納税する義務があります。
ビットコインFXの利益は雑所得に分類され、税法上は株式投資や作家の原稿料、副収入等と同じ扱いになります。
雑所得には所得税と住民税が課せられ、基本的にはトータルの利益に比例して納税額が増えていく仕組みです。
所得税の税率は195万円以内までが5%、それ以上の利益については所得に応じて引き上げられます。
取引で生じた損失も雑所得に組み入れることができ、最長で4年分までさかのぼって利益と相殺できます。
詳しい控除制度については税理士などの専門家に相談してみましょう。
仮想通貨FX(ビットコインFX)のメリット
株式投資や不動産売買など数多くの投資形態がある中で、投資初心者が気軽に始められるビットコインFXに注目が集まっています。
ビットコインFXが初心者でも気軽に始められる理由について、メリットを見ていきましょう。
メリット1 レバレッジで少資本かつ短時間で大きな利益を狙える
ビットコインFXの魅力は、レバレッジをかけて大きな利益を狙えることです。
さらにビットコインFXは1000円程度の少額から取引を開始できます。
レバレッジで資金効率を高めることで、資金の乏しい方やまとまった時間の取れない方でも利益を狙いやすいのです。
メリット2 ショートで下げ相場でも利益が出せる
ビットコインFXではショートから取引を始められるため、相場のトレンドに関係なく利益を狙えます。
日本国内での仮想通貨ブームはいったん収束の気配を見せ、ビットコインFXも若干の下げ相場が続いています。
現物取引であれば上昇相場を待ちたい状況ですが、ビットコインFXではトレンド転換を待つ必要はなく、時間を効率的に活用できるのです。
仮想通貨FX(ビットコインFX)のデメリット
ここまでご紹介した通り、基本的な注意点とコツさえおさえれば初心者でもまとまった利益を生み出すことができる
ではありますが、投資である以上リスクを無視するわけにはいきません。
ビットコインFXにおけるデメリットについてきちんと理解したうえで、より安全に取引が進められるようにしましょう。
デメリット1 大きな損失が出る可能性もある
レバレッジというシステムを利用することによって初心者でもまとまった利益を生み出すことができる点がビットコインFXの大きな魅力ですが、レバレッジによって損失のほうも5倍、10倍となってしまいますので、初心者の方はまずそのリスクをふまえておく必要があります。
取引によって損失が生じた場合、事前に納めた必要証拠金でカバーできない分については借金として残ってしまいますので、取引に慣れていないうちは低いレバレッジからスタートしてみるのが安全かもしれません。
デメリット2 取引所が倒産する可能性もある
ビットコインFXにおいて最も警戒すべきはカウンターパーティリスクです。カウンターパーティリスクとはいわゆる倒産リスクを指し、登録していた取引所が破綻や倒産を引き起こせばそれ以降の取引ができなくなりますし、事前に納めていた必要証拠金も、取引で得た利益もすべてリセットされてしまいます。
カウンターパーティリスクを軽減するためには、取引所をあらかじめ分散させておくことが重要です。
複数の取引所に少額の資金を預けるようにすれば万が一取引所が倒産した際にも損害を最小限におさえることができます。
初心者のうちは日本語対応可能な国内取引所に登録することも有効なリスクヘッジのひとつと言えるでしょう。
仮想通貨FX(ビットコインFX)のおすすめ海外取引所
ビットコインFX(仮想通貨FX)は取引所選びが重要です。
取引所によって手数料・取り扱い銘柄・レバレッジ倍率などに差があるため、不利な取引所使い続けると収益性が下がってしまいます。
使い勝手も異なりるため、自分に合わない取引所を無理に使い続けることで思わぬミスに繋がるかもしれません。
基本的な条件が整っており、使いやすさにも定評のある海外取引所は以下のとおりです。
- Bybit(バイビット)
- MEXC(MXC)
- Binance(バイナンス)
- CryptoGT(クリプトGT)
- Bittrex
- BitMEX
上記の取引所については、こちらの記事で詳しく解説しています。
あなたに合った仮想通貨取引所が見つかるはずです。
投稿が見つかりません。仮想通貨FX(ビットコインFX)のやり方
ビットコインFXを始めるにはまず、専用の取引所に口座とアカウントを開設、ログインする必要があります。
個人認証が完了したら、口座のほうにビットコインを入金する必要があります。
ここで、海外取引所の場合は国内取引所にあらかじめ入金しておき、ビットコイン建で海外仮想通貨取引所に送金する必要があります。
入金が終了したら希望の通貨を購入し、あとは自分のタイミングで売り注文(ショート)、買い注文(ロング)を出すだけです。
仮想通貨FX(ビットコインFX)のトレード手法
ここでは以下の3種類の仮想通貨FXのトレード手法を解説します。
取引期間 | 狙える値幅 | チャートの種類 | |
---|---|---|---|
スキャルピング | 数秒~数分 | ~1%/1回 | 1分足~1時間足 |
デイトレード | 数分~1日 | 1~5%/1回 | 15分足~4時間足 |
スイングトレード | 数日~数週間 | 5%~/1回 | 1時間~日足 |
スキャルピング
スキャルピングは数秒~数分とかなり短い間隔で取引を行う手法です。
1日に何度もトレードを行い小さな利益を積み重ねていきます。
メリット①少額から始められる
スキャルピングは小さな利益をコツコツと重ねていくトレード手法なため、少額の資金からでも始めやすいです。
その反面一気に大きな利益を得にくいといった特徴もあります。
メリット②損失を小さく抑えられる
短時間で取引を行うため、損益が出た場合でも素早く判断できます。
そのため、損失が大きくなることは比較的少ないです。
デイトレード
デイトレードは数時間から1日でトレードする手法です。
日をまたがずに取引を行うため、気づいたら暴落していたといったことは基本的にありません。
メリット①スキャルピングより1回あたりの利益が大きい
スキャルピングと比較して取引間隔が大きいため、1回あたりの利益が大きいです。
その反面、損失も大きくなるリスクがあります。
損切りの判断を早めにすることを心がけて、以下に損失を少なくするかが、利益を出すコツです。
メリット②チャートを見る頻度が少ない
デイトレードはスキャルピングと比較してチャートに張り付く必要がないため、精神的な負担が少ないです。
スキャルピングより長い期間の価格を予想しなければいけないため、より分析が大切になります。
スイングトレード
スイングトレードは数日から数週間でトレードする手法です。
スキャルピングやデイトレードと期間が長いため、よりチャート分析が大切になります。
メリット①時間が取れない方でも始めやすい
スイングトレードは1日に数回チャートを確認するだけで十分なため、時間が取れない方でも始めやすいのが特徴です。
しかし、見ていないタイミングで暴落するリスクがあるため、損切りラインをあらかじめ決めておき、逆指値注文やストップリミット注文などをしておくなど対策を講じておくといいでしょう。
メリット②損切りを徹底することで利益を出しやすい
スイングトレードの特徴の1つとして、利益・損失の幅が比較的広いことがあります。
損切りを徹底し、損失を小さくすることで、大きな利益を狙いやすくすることができます。
損切り・利確のルールを事前に決めておき、徹底することを心がけましょう。
仮想通貨FX(ビットコインFX)で勝つための5ステップ!
基本的な上達のステップさえ理解すれば、ビットコインFXで利益を生み出すことはそれほど難しいことではありません。
初心者の方がまずおさえておくべきビットコインFXの上達法についてまとめました。
ステップ1 主に使う取引所を決める
ビットコインFXを始めるにあたってはまず、メインに利用する取引所を決める必要があります。
現在、国内、国外を合わせると数百種類の取引所がありますが、初心者のうちは国内取引所と契約をしたほうが良いかもしれません。
海外取引所と比べて、国内の取引所はトレーダーのフォローが手厚い傾向にあり、なおかつ日本語対応も徹底しているため安心材料があります。
取引所ごとにキャンペーンを実施しているため、キャンペーンの充実度によって取引所を選ぶ、というのもひとつの方法かもしれません。
ステップ2 テクニカル分析に慣れる
ビットコインFXの手法には大きく、テクニカル分析とファンダメンタル分析があります。テクニカル分析とは過去のチャートから将来の値動きを予測する手法で、経済の専門知識がそれほど要求されない分初心者向きであると言われています。
テクニカル分析にはデメリットもいくつかありますが、ビットコインFXにおいては初心者向きの手法と言われており、早い段階でコツをおさえておくことで値動き予測の正確性を高めることができます。
ステップ3 テストトレードをしてみる
ビットコインFXにかぎらず、FXにはテストトレードというシステムがあります。
テストトレードでは実際にお金こそ動かないものの、一連のトレードのプロセスを仮想的に体感することができ、まさに取引の練習といった感じです。
テストトレードに期限はなく、トレーダーが満足するまでいつでも、何度でもテストトレードを行うことができます。
Binanceはデモトレードから始められますので、初心者の方はぜひともトライしてみましょう。
ステップ4 少額からショートやロングでポジションを持ってみる
テストトレードである程度コンスタントに利益を出せるようになってきたら、いよいよ実際のトレードにチャレンジしてみましょう。
1000円単位の少額から取引をはじめられるのがビットコインFXの最大の魅力です。
慣れないうちはこつこつと、小さな利益と損失を積み重ねながら取引のコツをつかみ、いずれ本格的なトレードへ……というのがオーソドックスな上達のパターンです。
ステップ5 トレードノートを必ずつけて勉強する
ビットコインFXにおいて大切なのは、予習と復習です。
特に、復習は効率的な上達のためには重要で、1日のトレードが終了したらこまめにトレードノートをつけ、あとから見返せるようにしておくと資料として非常に役に立ちます。
トレードノートには最終的な利益や損失だけでなく、値動きの幅や自分なりの考察をできるかぎり具体的に記録しておくと情報としての価値がよりいっそう高まります。
仮想通貨FX(ビットコインFX)をする上での注意点
ビットコインFXはビットコイン自体の価格変動の大きさに加え、高いレバレッジにより投資効率が高められる反面、リスクも大きい取引形態です。
リスクを少しでも抑えるには仮想通貨取引所選びが重要です。
- ゼロカットに対応している
- 日本語表記に対応している
- トラブル時にしっかり対応してくれる
- セキュリティが強い
上記の特徴を備えた取引所を利用することそのものがリスクヘッジとなります。
また取引の成長効率を高めるために基礎知識をしっかりと理解することも必要です。
日々の取引を記録し、意思決定と結果の振り返りを繰り返すことで理解が深まっていきます。
仮想通貨FX(ビットコインFX)とは|まとめ
ビットコインFXは株やFXなどの投資形態と比較して開始するハードルが低さが魅力の一つです。
取引がオンライン上で完結し、1000円単位の少額から参入が可能。
レバレッジを掛けることで少額の資本でも大きな利益を狙えます。
数ある海外取引所のなかでも、Binance・Bybitは日本人トレーダー向けのフォローやキャンペーンが充実しているため、初めての海外取引所におすすめです。